イニシエーション・ラブ
今夜、私のイニシエーション・ラブ(通過儀礼の恋)に終わりのチャイムが鳴った。
つまり、初めての交際に幕が下りたということである。
169日間のことであった。
イニシエーション・ラブとは、
「付き合っている時は絶対この人しかいないと思うかもしれない。しかし、絶対ではないということがわかる時がくる。それがわかるようになって大人になるということ。」
詳しくは小説の『イニシエーション・ラブ』を読んでみてほしい。
実際「絶対この人しかいない」と思ったかどうかはわからない、いやそこまで思っていなかったのかもしれない。
が、このイニシエーション・ラブを通して私は一つ大人になった。
生を受けて21年、「まだ恋人できたことないの〜?」と罵られながらやっとできた待望のボーイフレンド。
私にもできるのだ、然る時が来たのだと、現を抜かしながら甘いひと時を過ごしたりしていた。
いつかはくるとわかっていた別れ。
それが今日となった。
しかし、私は貴重な経験をさせていただいた。
この経験を踏まえてなぜ半年経たずに別れてしまったのか、原因を探ってみたいと思う。