メグロの孤独日記

孤独な哲学科の大学生です。

「ミグンニンサンショカナノイダ」

「ミグンニンサンショカナノイダ」という言葉はこ存じだろうか。

どうやらこの言葉を何度か唱えると願いが叶うらしい。

 

小学生の頃、「ちゃお」か何か忘れたが、ある少女向け雑誌の占いのコーナーがあって、そこに願い事を叶える方法がたくさん書かれていた。

 

足の小指の爪にピンク色のペンでハートを描くと恋が叶うだとか。

今思い出すと懐かしい。

 

眺めているとこの呪文にたどり着いた。

「ミグンニンサンショカナノイダ」

初めて聞く言葉だった。

何故この文字列になったのだろうか。

この言葉にはどういう意図が隠されているのだろうか。

小学生の頃私は疑問に思った。

 

何度か声に出して唱えてみたが意味がわからなかった。

しばらく考えてみて、ふと反対から読んだらどうなるか試してみた。

 

「ミグンニンサンショカナノイダ......」

 

「ダイノナカヨシサンニングミ......」

 

「大の仲良し3人組......?」

 

「......は?」

 

「ン」が1つ多くなるがおそらくそうだろう。

なんで大の仲良し3人組なのか意味不明であった。

大の仲良し3人組を逆から唱えて願いを叶えよう、ということなのか。

 

私はこのカラクリを知ってしまい、こういった呪文は誰かが適当に作った言葉で特に効力があるわけではないということがわかった。

所詮気やすめ程度なのかと、サンタさんが実はお父さんだったと知ったあの時の気持ちに似たようなものを感じた。

 

それと同時に、叶えたいものがあるなら自分から掴みにいけと言われているような気がした。

 

あの占いのコラムを担当した雑誌の編集者はそういった意図があって書いたのだろうか(いや、そこまでは考えてはいなかっただろう)。

もしそうだったら、私はその方に「気づきましたよ。」と言いたい。

 

それでは、夢、掴みに行きましょう。