メグロの孤独日記

孤独な哲学科の大学生です。

「ミグンニンサンショカナノイダ」

「ミグンニンサンショカナノイダ」という言葉はこ存じだろうか。

どうやらこの言葉を何度か唱えると願いが叶うらしい。

 

小学生の頃、「ちゃお」か何か忘れたが、ある少女向け雑誌の占いのコーナーがあって、そこに願い事を叶える方法がたくさん書かれていた。

 

足の小指の爪にピンク色のペンでハートを描くと恋が叶うだとか。

今思い出すと懐かしい。

 

眺めているとこの呪文にたどり着いた。

「ミグンニンサンショカナノイダ」

初めて聞く言葉だった。

何故この文字列になったのだろうか。

この言葉にはどういう意図が隠されているのだろうか。

小学生の頃私は疑問に思った。

 

何度か声に出して唱えてみたが意味がわからなかった。

しばらく考えてみて、ふと反対から読んだらどうなるか試してみた。

 

「ミグンニンサンショカナノイダ......」

 

「ダイノナカヨシサンニングミ......」

 

「大の仲良し3人組......?」

 

「......は?」

 

「ン」が1つ多くなるがおそらくそうだろう。

なんで大の仲良し3人組なのか意味不明であった。

大の仲良し3人組を逆から唱えて願いを叶えよう、ということなのか。

 

私はこのカラクリを知ってしまい、こういった呪文は誰かが適当に作った言葉で特に効力があるわけではないということがわかった。

所詮気やすめ程度なのかと、サンタさんが実はお父さんだったと知ったあの時の気持ちに似たようなものを感じた。

 

それと同時に、叶えたいものがあるなら自分から掴みにいけと言われているような気がした。

 

あの占いのコラムを担当した雑誌の編集者はそういった意図があって書いたのだろうか(いや、そこまでは考えてはいなかっただろう)。

もしそうだったら、私はその方に「気づきましたよ。」と言いたい。

 

それでは、夢、掴みに行きましょう。

 

ルームフレグランス不要論

ルームフレグランス(棒が刺さってるタイプ)をこぼしてしまってとてもイライラしていた。

しかもバイトの制服にぶちまけてしまった。

洗っても香りが強く残るので香害にならないか不安で仕方がない。

飲食店だから匂いで食欲が失せて客が帰ってしまったらどうしよう。

 

私は自分のクオリティーオブライフ(QOL)を上げるために1000円を超えるルームフレグランスを買った。

常に部屋がいい匂いであれば、急なお客様の訪問に焦っても好印象を与えることができるだろう。

さらに自分自身も気分良く毎日過ごすことができるはずだ。

 

ただ、それを置くための台がなかったため床に直接置いた。

これが仇となった。

 

朝起きたらリュックの横でルームフレグランスが倒れていた。

最悪だった。

買ったばかりなのに半分以上こぼしてしまった。

こぼれた跡もしっかり残っているので拭かないといけない。

さらにさらに、隣にバイトの制服を置いていたので匂いが染み付いてしまい、これまたとんだ二次災害。

 

確かに部屋がいい香りに包まれていたらQOLが上がるかもしれない。

しかし、自分の不注意でこのような小参事が起こるならルームフレグランスは我が部屋には必要ないと思った。

 

ただ、無臭はちょっと味気ないなと感じる時があるので、来客があるときや気分を上げたいときはいい香りのするスプレーを一まき二まきすることに決めた。

これならこぼす心配もないだろう。

 

以上、これがルームフレグランス不要論である。

 

不要論とか言っちゃったが、これはあくまで自分にとっての不要論であるし、最近はすごくいい香りでオシャレなフレグランスグッズがたくさんあるのでぜひ手に取ってみてほしい。

初めてのUberEatsはコンビニで

先日初めてUberEatsを利用した。

というのも、前に知り合いになぜかUberEatsのアプリを強制的に入手させられ、しかし、私は普段から外食をしないタイプなので宅配をお願いする機会がなかった。

 

あるときUberEatsからのメールが来ていることに気がついた。

「クーポンの有効期限が迫っています」とのこと。

金額にして1500円。

 

今までUberEatsに貢献さえしたことがないのに1500円もいただけるなんて。

これは使わない手はない。

 

早速アプリを開いてメニューを見てみることにした。

インドカレーや町の中華料理も注文できるそうで色々目移りした。

 

しかし、どれにしようか考えているうちに自分の思考力がなくなってきてしまった。

そこで目にしたのがコンビニ。

コンビニもUberEatsに手を出したのか。

驚いたがなかなか魅力的で、納豆や牛乳、お茶なども注文可能でまるでネットスーパーのよう。

ちょうど牛乳が切れていたのもあってコンビニをUberEatsすることに決めた。

 

なるべく自分のお金は出したくない気分だったため、配送料含め1600円以内に収まるように調節した。

購入した商品は

明治ブルガリアヨーグルト

・チーズ入りハンバーグ

・サラダチキン プレーン

・牛乳1000ml

・ペットボトルのお茶

なんともUberEatsらしくないセレクトである。

 

注文後、担当してくれる配達者の現在地を見ることができた。

「暑いけど頑張ってください」

と応援しながらずっと見ていた。

 

そして思ったより早く到着し、無事商品を受け取ることができた。

 

ただ、実は家のすぐ隣にコンビニ(注文したコンビニとはまた別)があるので配達者に対して罪悪感が少し残った。

「自分で買いに行けよ」

ときっと思ったことだろう。

私も思った。

 

またクーポンの有効期限が近づいてきているので、次はお寿司でも注文しようかと思う。

 

放課後、クラスメイトの机を覗くのが好きだった

タイトルの通り、高校生の頃放課後にクラスメイトの机を覗くのが好きだった。

 

当時の担任は基本的に起き勉(机の引き出しに教科書などを入れっぱなしにして帰ること)を禁止していた。

しかし、朝読の時間に読む本だけは置いていても良いという先生独自のルールが設けられていた。

 

私は好きな人のリコーダーにかぶりつきたいとは思わなかったが、みんながどんな本を普段読んでいるのか興味があった。

 

直接クラスメイトに聞けばいい話だが、全員に聞いて回るわけにもいかないので放課後の机覗きを決行することに至った。

 

放課後、誰も残っていないか細心の注意を払いながら私は覗き回った。

小説のカバーを巻きながら文庫本サイズの漫画を読んでいる人もいた。

 

それぞれいろんな本を読んでいて、次自分がどんな本を読もうか参考になった。

 

自分の隣の席の、大人しい男の子の机を覗いた。

読んでいた本は「ドグラ・マグラ」だった。

 

ドグラ・マグラ」とは日本探偵小説三大奇書の一つとされている。

当時自分が使っていた電子辞書にもともと取り込まれていたので読んだことがある。

 

ほう、彼はこんな趣味を持っているのかと感心した。

感想を聞きたかったが話したことがない人に話しかける勇気がなかった。

が、今思い返すと話しかければ良かったかもしれない。

もしかしたら友達になれたかもしれない。

 

放課後の机覗きは他人の趣味を垣間見れて楽しかった。

月1の良い習慣であった。

 

そこのあなたも学生時代、誰かに机の中を覗かれていたかもしれないよ。

水>電気>ガス だと思う

今日、アパートの水道が止まった。

水道代込みで家賃を毎月払っているので滞納しているからと言うわけではない。

きっと何か不具合があったのだろう。

 

ちなみに今まで電気もガスも止まったことがある。

それは私が電気代ガス代を滞納したことが原因である。

 

ガスが止まった時は未払いを自覚していたためあまり驚かなかった。

しかも、うちはIHクッキングヒーターなので料理は問題なくできる。

せいぜい水風呂に耐えるだけだった。秋の肌寒い時であったが。

 

電気が止まった時は本当に支払いを忘れていた。

昼は何も問題なかったが、だんだん日が暮れていき暗くなっていくにつれて一人暮らしの孤独さと相まって、虚しさと哀しさでいっぱいになった。

されにパソコンとスマホの充電が0%に近づいていき、流石にまずいと思ったので実家に帰った。

割と近い距離に実家があるためありがたかった。

 

そしてとうとう水が止まってしまった。

水は生活するのに必須であるので非常に困った。

朝起きて、歯を磨こうと蛇口をひねるも水が出ない。仕方なく冷蔵庫のお茶を利用した。

当然顔を洗うこともできずお茶で洗うこともできなかったのでそのまま化粧をすることにした。

 

ここで1つ安心したことがあった。

それは自分が夜にお風呂に入る派であったことだ。

もし朝シャン派だったら近くの銭湯に行くか諦めることを余儀無くされるだろう。

私はかなり面倒くさがりなので諦めていたかもしれない。いや、それはいけない。まだまだ汗ばむ9月上旬、風呂に入らず外出すると周りの迷惑になりかねないのだから。

 

トイレに行きたくなる前にこの家から出てしまおうと思い、夕方から始まるバイトの制服をカバンに入れ、外で時間を潰すことにした。帰る頃には水道も復活しているだろう。

 

 

そしてバイトも終わり家に帰り、蛇口を確認するとちゃんと水が出たので安心した。

 

 

水がなければ生活の5つの基本的要素である「食事」「排泄」「活動」「清潔」「睡眠・休養」のうち「食事」「排泄」「清潔」が満足にできないため、あらためて水の重要さを知ることができた。

池辺葵『プリンセスメゾン』をおすすめする【漫画】

このマンガがすごい!」の2016年版にランクインしたこの漫画。

居酒屋勤務の女の子(通称:沼ちゃん)がマンション購入に励む物語である。

もっと詳しく概要など書かれている方がいらっしゃると思うので詳しくはそちらを参考に.......。

 

全6巻、完結済である。

 

4巻目の第31話に印象的な部分がある。

 

それは、マンション購入の際の沼ちゃんのセリフ

 

「身の丈に合わないものを欲しがって手に入れてしまったのかもしれないと思ったりするんです。」

 

私はこのセリフに共感した。

 

自分はたまに後先のことを考えずに衝動買いしてしまったり、いきなり高い買い物をしたりする。

別に今お金に切羽詰まっているわけではないので支障はないが(かといって余裕があるわけではない)、彼女のセリフのように後悔するときがある。

 

ただその後に彼女はこう言う。

 

「でもお家を見るとすごく幸せになる」 

 

確かに、勢いで買い物をして後悔するときもあるが、それでも自分で選択して買ってそれで幸せになれるならそこまで悔いる必要はないかもしれない。

 

飽きたらいつでも売れば良いし。

 

この漫画は表紙が可愛らしくていわゆるパケ買いをしたのだが、こうやって自分の買い物に対し前向きになれたので『プリンセスメゾン』、買って良かったと思った。

 

 

得意料理はカレーと言う男

今日もとある飲食店でアルバイトをしていた。

 

20時ごろにある男女が来店された。

私はバレないようにこの人たちの会話にずっと耳を傾けていた。

 

特に私にとって興味深い話はされていなかったが(そりゃあそうである)会話に一つ気になる部分があった。

 

女性の

「普段料理とかするの?」

という問いかけに対し、男性は

「もちろんするよ」

と当然のように答えた。

 

女性は深掘りしようと思ったのか

「得意料理は何?」

と投げかける。男性は少し考え

「......うーん、カレーかな」

と言った。

 

私は男性の答えるまでの少しの間とその回答に対し懐疑心を抱いた。

得意料理がカレーならきっとスパイスに凝っているはずだ。

ただ、もしそうなら「カレー」と答えた後にスパイスのうんちくでも語り出すだろう。

それがなかった。しかも迷った挙句のカレー。

嘘くさいぞ。

 

案の定、後に続く女性の

「じゃあスパイスとか色々知ってるの?」

という発言に対し男性は言葉に詰まっていた。

......ように私は聞こえた。

 

そこの男よ、見栄を張るんじゃあない。

普段料理をしない男だと思われたって何も問題ないじゃないか。

一緒に作る料理もいいものだよ。

 

と、心の中で男性に語りかけながら私はその男女のもとへせっせと料理を運んだ。

 

ベラベラと話したがその男性が本当に得意料理がカレーである可能性もおおいにあるので、もしそうだったら申し訳ない。

これは全部私の妄想である。