メグロの孤独日記

孤独な哲学科の大学生です。

コールセンターのバイト、一週間で辞めちゃった

私は金の亡者だから、大学一回生のとき入学してすぐにアルバイトを探した。

 

ちょっと周りと違うことがしたくてたまたまタウンワークで見つけたタクシーのコールセンターのアルバイトに応募した。時給千円越え。胸が踊った。

 

そして面接当日、寝坊した。

 

タクシーのコールセンター会社へタクシーを使って急いで向かった。

 

お金を稼ぐために面接に向かうはずなのに無駄金を使ってしまった。

 

到着し、小さなビルの3階に連れられ少し話したらすぐに採用された。

遅刻した理由を「道に迷った」と嘘をついたためかあまり気にされなかったようだ。

 

初出勤時に業務の内容を知らされた。

タクシーを利用したい客からの電話を受け、名前や行き先などを入力し運転手に情報を送るという。

 

社員さん曰く「超簡単なお仕事だよ」というが、私にとっては慣れない仕事であった。

いざ仕事を始めてすぐにコールセンターの業務は向いていないと察知した。

 

まず、耳が遠いため客の言っていることがまったく聞き取れない。

単純に耳が遠いからというわけではなくて、イヤホンのノイズや周りのパソコンのキーを叩く音、いろんな音と混じって聞き取れなかった。

さらに新しい場所に引っ越してきたばかりだったため地名もちゃんと把握できていなかった。

 

もう一つ、滑舌が悪すぎて客に聞き取ってもらうこともできなかった。

そもそも自分の名前で噛んでしまう時点でもうだめだ。

 

聞き取れない、そして聞き取ってもらえない。これではコールセンターの仕事は務まらねい。

こんなことがあって一週間でアルバイトを辞めてしまったのだ。

 

もちろん今は別のアルバイトでがっぽり稼いでいる。

 

自分の耳と舌の不良さに落ち込む大学一回生の春であった。